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ゲームサイド編集部の何か

「ゲーム業界奇譚」って本が別な意味の業界怖いネタ満載だと思ったら違ってた時の顔→

 

相変わらず頭の中はソーシャルおすもうゲームでいっぱいなんだけど、そろそろ最新作『3』が発売されるなーとフト思い出して、ゲーオタ友達から借りたまましばらく手を付けられなかった、360版『Dead Space』の1と2を始めてみた。

 

実は『バイオ』シリーズが、単にリモコン操作が相性合わないだけで疎遠にしてるほど、この手の恐怖おっかなびっくり系ホラーゲームはあまり進んでやらなかったのと、欧米アカウントで『1』の体験版をやってみたら、どこかのゲームニュースサイトで読んだ、開発者が死体損傷描写のリアリティ追求のために死体写真や映像をたくさん見まくったという事前知識もうまく絡んじゃったせいで、とにかく超リアルグロ死体がゴロッゴロ転がってる惨状がダメっぽくて「もうダメだ-!」とギブアップしてしまっていた。

ゲーム自体は『BioShock』(コレも途中で弾切れ&難度にブチ当たりギブアップ……)みたいにエスパー能力を使いこなして面白そうなんだけどなぁ……いかんせんグロ死体が~と口惜しんでいたんだけど、ここ最近ゾンビ映画や海外ドラマ「ウォーキング・デッド」を観るようになって、超リアルなグロテスク表現耐性が以前よりだいぶ付いたのではないかと、Dead Space再挑戦の思いが沸々としてきた。

 

んでやってみたら……あ、意外とイケる? 以前体験版をやったときよりも、あちこちに転がる仲間の惨死体やネクロモーフも、あまり怖くなくなっていた。というより直視するほど気にならなくなっていた。

ただ、いつも慣れてるFPS視点と操作のギャップが大きくて、プラズマカッターを撃つつもりが殴り攻撃になってしまったりと、敵のおどかし攻勢に堪えつつ不慣れ操作に慣れるのがちょっとしんどい。これは慣れる以外どうにもならないなー。

 

あの体験版がなぜ怖くて仕方がなかったのかと、ビビリの自分なりに推測してみると、体験版ではいきなり死体ゴロゴロスプラッター部屋に放り込まれて探索→敵遭遇→攻撃→探索、と、何の背景設定や説明がないまま、ただゲームのチュートリアルだけをやっていた。しかし製品版だと、主人公がアイザックというエンジニアで、調査隊の仲間とともに「石村」と呼ばれる宇宙艦船に潜入したら……という、英語をあまり理解できなくても舞台設定と物語のイントロがきちんと入ってきて、自分がこんな所でサバイバルホラーしなきゃならない指命が与えられて、恐怖に立ち向かう理由も発生している。体験版では、こうした物語要素が一切排除されているため、恐怖する理由がわからなすぎるのがサバイバルしなきゃならない指命を上回ってしまったのかなー、と思った。

序盤の導入部は、まさに映画「エイリアン」の世界に自分が入ったかのような臨場感で、これから主人公がどう生き残ってゆくかを操作したくなるような演出だった。ただ、プレイヤーの操作が不慣れなのでよく真っ二つにされたりするかわいそうなアイザックさん……。

 

ところでDead Spaceまわりの話を聞いていて「ホラーゲームに恐怖するのはどのあたりか?」の基準値が、人によって違うんだなーと何となく感じた。ホラー全般がダメ、グロ表現がダメ、両方オッケーだけどバイオの犬みたいなドッキリ演出がダメ……などなど。自分は若干ドッキリがダメっぽい。けど面白いのでやってみる。やっぱダメ。やってみる……の繰り返しっぽい。とにかくストーリーを(wiki翻訳でも追いながら)しっかり見とけ-! とクリア済みの方々からとことん言われるので、なんとかがんばって進めてみよう。

 

今年の自分の目標は「PCゲーム/ソーシャルゲーム元年」「苦手ゲームジャンル克服」と掲げたのだから、やる。ゲームを。