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ゲームサイド編集部の何か

夢の中でもやってるゲームは名作!

梅雨に入り、夏が近づき夜がだんだん短くなってくると、ゲームで夜更かししがちになり、昼夜問わずずーーーっと眠い。

最近の夜ふかしお供ゲームは、通勤で3DSすれちがい通信を10人MAXにした状態で、4種の「すれちがいゲーム」

どのタイトルも実によくできていて、外に出てどんどんすれちがい通信したくなるような作りになってる。『すれちがい合戦』と『すれちがいガ~デン』など、コインのゲスト召喚ではカバーしきれない、実際のすれちがい人数が大きく左右する環境依存タイトルもあるけど、細かい要素に感心しながら楽しくやってる。従来の『ピースあつめの旅』と『すれちがい伝説』と合わせて6本を一気にやり通すと、Rボタンで早送りしててもあっという間に1時間以上経ってたりする。やばい。

中でも一番お気に入りなのが『すれちがい迷宮』。すれちがいMiiたちから色別のピースをもらって、フロアをパズルのように埋めて、階段を発見して上階を目指すシステムで、同じ色で合わせていくとアイテムがたくさんゲットできるのが嬉しい。敵とのバトルは、合成して鍛えたさまざまな武器を使いこなし、攻撃とガードボタンをうまく操作して攻撃するアクションタイプ。パズルアドベンチャーでもありアクションでもあり、こういうカテゴリにとらわれない多面的ゲーム、かなり好物だ。

 

んで毎晩『すれちがい迷宮』サイコーウヒョー!! と就寝してたら、とうとう夢の中にまで『すれちがい迷宮』が出てきてしまった。あるフロアでバカでかい巨大ピースをはめこんだら、はめる方向を間違えたらしく重要アイテムが回収できない~と困ってる内容の夢だった……。

 

『テトリス』が大流行した頃、夢の中までテトリスしてる現象みたいに、ハマッてるゲームが夢の中に出てくると、自分の中でそのゲームは、ある意味で名作殿堂入りになってる。「魔女っ子シューティングにハズレなし!」の名言と同じような、まったく根拠はないが何となく納得させられる、そんな定義だ。

 

すっごくハマッてるし大好きなゲームでも、夢の中にまでは出てこない場合がむしろ多いけど、きっと眠れる脳の無意識下の片隅にまで印象深くゲームが入り込んで、夢でも現れるのかなって気がしてる。夢に出てきてしまったことで、いわゆる「思い出補正」とは違う、いつまでも忘れられない思い出となり、自分の中でなぜかエバーグリーンな名作となってしまうのだ……そう、まるで今まで特に何とも思っていなかった異性が夢に出てきてなぜかいい感じの恋仲になってしまい、実生活でも妙に意識しちゃうようになる、あの名前のない現象の!!

 

これまで夢に出てきたタイトルだと、『Fallout 3』で下水道にいるモールラットの頭を棒で殴って爆破させて倒すクエストが衝撃的すぎて、夢でもモールラットの頭が爆破したり……とか。夢って、眠る直前までに見ていた光景が夢でコンテニューされてる場合もあるから、特にショッキングな映像として登場したのかも。

 

ところで夢の中でもやってるゲーム、パズルゲームが多い気が何となくするけど、なぜだろう。夢は無意識下に溜まった複雑な感情や情報を、アンチウイルスソフトのように最適化する効果があるとかナントカと、昔心理学で聞いたことがあったけど、パズルは脳回路を構築するものだから、たぶん夢=脳情報の最適化と親和性が高いからかなーなんて考えたり。

 

しかし夢の中でもゲーミング、それなりに楽しいけど、目覚めがけっこう疲れてしんどい……。RPGものの夢だと、次のフローチャートへ行くまでが時間かかるから中途半端に終わってしまい、もどかしい気分で目覚めたりとか。なぜ夢の中までゲームでしんどくなるんだ、とやるせなくなるが、現実でゲームしすぎてるせいで夢にまで見てるんだから、世話ないしどーしょーもないのかも。

あとゲームとは関係ないけど、海外旅行のため出発ギリギリまで準備に追われてやっと空港へ……で目覚めちゃう夢を、しょっちゅう見る。一番肝心の楽しい海外旅行先のことまでいつも届かず、ただひたすら準備と出発に焦るだけの内容。

まあ夢はしょせん夢だから、いつも叶わないのだろうか。にんべんに夢と書いて「儚(はかな)い」と読む、か……(「お父さんは心配症」で覚えた漢字)。